主力の精密減速機の売り上げが落ち込み業績に響いた

ナブテスコが31日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比56%減の42億円だった。世界的に電気自動車(EV)関連の設備投資が停滞し、主力の精密減速機の売り上げが大幅に落ち込んだ。自動ドア事業の需要増と円安効果で76%減の23億円としていた従来予想は上回った。

売上高は6%減の1524億円。営業利益は26%減の64億円だった。鉄道車両用機器などが好調だったものの、精密減速機や建設機械向け油圧機器の需要低迷が響いた。特に自動車向けで想定よりも需要回復が遅れているという。

24年12月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%減の3237億円、純利益は36%減の93億円を見込む。

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