社内イベント「楽天オプティミズム」で講演する楽天Gの三木谷会長兼社長(1日、東京都江東区)

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は1日、傘下の楽天モバイルの契約回線数が750万件弱になったと明らかにした。東京都内で開いた社内イベント「楽天オプティミズム」の講演で言及した。楽天モバイルは法人契約などが好調に推移し、6月には法人回線を含む携帯電話の契約回線数が過去最高の700万件を超えていた。

講演で三木谷氏は「現在750万件弱のユーザーがいる。プラチナバンドも始まり、つながりやすさも改善される」と述べた。楽天は電波がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」の商用サービスを6月に東京都内の一部エリアで開始した。

講演では建設業や介護施設を展開する木下グループ(東京・新宿)に8000台のスマートフォンを導入したことも明らかにした。大口の契約を積み増しており、法人契約も好調に推移しているという。

楽天は学生や子供向けの新プランも相次いで投入している。三木谷氏は「動画視聴などでデータ通信を大量に使う若い層を中心に契約者が拡大している」と強調した。

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