ソニーは1日、米プロフットボール「ナショナル・フットボールリーグ(NFL)」と提携したと発表した。公式技術パートナーとして、スポーツ関連技術の開発などで連携する。契約年数は非公表だが「複数年にまたがる」(ソニー)としている。米国で最も人気があるとされるNFLと提携することで、スポーツ事業の成長を狙う。
ソニーはスポーツを成長事業と位置づけており、傘下の英ホークアイ・イノベーションズはスポーツ競技の審判判定支援システムなどを手掛ける。フィールドを10台前後のカメラで撮影し、選手やボールをリアルタイムで3次元(3D)化。ボールの座標を捉えることができ正確な判定に役立つという。
同システムはテニスやサッカーなど25競技で使われている。正確な判定を下せるようにすることで競技の公平さを担保できるほか、円滑な試合進行につながることもある。ソニーはNFLと組んでアメフト向けのシステムを共同開発する。またコーチ用のヘッドセットなども開発するという。
ソニーは1月、世界陸連とのスポンサーシップで基本合意したと発表した。審判判定支援システムやミラーレス一眼カメラなどを提供し、大会運営を支援する。
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