三井化学は大阪府内のエチレン設備の生産再開を2〜3カ月延期する

三井化学は1日、基礎化学品であるエチレンの生産再開を延期すると発表した。大阪府高石市の生産設備は6月に定期修理に入り7月下旬の再開を予定していたが、蒸気系でトラブルが発生し、再開を2〜3カ月程度遅らせる見通し。停止期間、顧客には自社の他の生産拠点から供給するか、他社からの融通も検討する。停止に伴う業績への影響は精査中とした。

大阪のエチレンプラントは三井化学の子会社、大阪石油化学(東京・中央)が運営し、国内の7%にあたる年間45万5000トンの生産能力を持つ。不具合の詳細は非公表だが、設備の入れ替えが必要かどうかも含め点検する。

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