山陽特殊製鋼は兵庫県姫路市の本社工場で太陽光発電を開始し、年間に排出するCO2を約266トン削減する

山陽特殊製鋼は1日、本社工場(兵庫県姫路市)で太陽光発電を開始したと発表した。製品倉庫の屋上に太陽光パネルを設置した。年間発電量は60万キロワット時で、本社事務所と製品倉庫の年間使用電力を賄える。二酸化炭素(CO2)排出量は年間約266トン削減できる見込みだ。

電力を使う側が発電事業者に太陽光パネルなどを設置するスペースを提供し、そこで発電した電力の供給を受ける「PPA(電力購入契約)モデル」という仕組みを活用した。大阪ガス子会社のDaigasエナジー(大阪市)が発電を担う。

山陽特殊製鋼は2030年までに、自社の事業活動で直接排出する「スコープ1」と、化石燃料由来の電力を使うことなどで間接的に排出される「スコープ2」のCO2を、13年比で50%以上削減する目標を掲げる。4月からは水力発電所に由来する電力の購入を始めた。購入量は年間で4000万キロワット時とし、同社が使う電力の5%にあたる。

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