アクサの運用会社の買収交渉を発表したBNPパリバ

【ロンドン=大西康平】仏金融大手BNPパリバは1日、仏保険大手アクサの運用会社、アクサ・インベストメント・マネージャーズの買収に向けた独占交渉に入ったと発表した。買収金額は51億ユーロ(約8200億円)となる見通しだ。

2024年内に買収に合意し、25年半ばまでに取引を完了する予定だ。アクサ・インベストメント・マネージャーズの運用資産総額は23年末時点で約8500億ユーロで、パリバとの統合後には1兆5000億ユーロに達する見通しだ。

BNPパリバのジャンロラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は「長期の資産運用で欧州のリーディングプレーヤーとなることができる。保険会社や年金基金などの顧客基盤に、より効率的にサービスを提供できる」とコメントしている。

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