日銀は先月31日の金融政策決定会合で、ことし3月のマイナス金利の解除に続く追加の利上げに踏み切り、政策金利を0.25%程度に引き上げることを決めました。

これを受けて、大手銀行のうち三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行は、来月2日から短期の貸し出し金利の基準となる「短期プライムレート」を年1.475%から年1.625%に引き上げると発表しました。

引き上げは各行ともおよそ17年ぶりで、変動型の住宅ローン金利や企業向けの短期融資の金利などが上昇する可能性があります。

一方、普通預金の金利の引き上げも決めていて、三井住友銀行は今月6日から、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は来月2日から、いずれもいまの年0.02%の金利を年0.1%に引き上げます。

3行ともおよそ16年ぶりの水準で、金利が徐々に上がることで、今後、家計や企業に影響が出そうです。

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