FDKはニッケル水素電池の新型タイプの量産を始めた

FDKは車載向けのニッケル水素電池で、寒い環境でも機能する新型タイプの量産を始めた。セ氏マイナス40度の環境でも、放電時間が従来品と比べて約6倍になる。車の緊急通報システムやドライブレコーダー向けで、欧州など気温が低くなりやすい地域での需要を見込む。

負極部分や外装部分に新しい材料を採用することで電池の容量を2割増やし、実現した。外径が約14ミリメートルで長さは50ミリメートルになる。

製品名は「HR-AATEX」で、高崎工場(群馬県高崎市)で生産する。初年度で1億円の売り上げを目指す。ニッケル水素電池はリチウムイオン電池よりも電圧が低いものの、電解液が水溶性で燃えにくく、安全性が高いとされる。

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