横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループが5日に発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%増の226億円だった。前年同期の外国債券の売却損の反動に加え、貸出金の増加や利回りの改善で資金利益が増えた。企業倒産に備える与信関係費用も減少した。
本業のもうけを示すコア業務純益(除く投資信託解約損益)は、傘下の3行合算ベースで19%増の299億円だった。横浜銀行の貸出金が増加したうえ利回りが改善し、資金利益は9%増の479億円となった。
前年同期に外債などで203億円の売却損を出した反動で有価証券関係損益が改善し、連結業務粗利益は611億円と57%増えた。
一方で、神奈川銀行の完全子会社化に伴う負ののれん発生益がなくなった。倒産が低水準で推移しており、与信関係費用は3行合算で7億円の戻し入れ益が発生し、増益に寄与した。
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