九電工は長崎市内にある遊休地に学生や一般企業の社員向けの寮を建設すると発表した。運営は共立メンテナンスに委託する。長崎大学坂本キャンパスに近く、最寄り駅からも徒歩6分と利便性が高いことから、安定した入居が見込めると判断した。2026年春ごろに完成する予定で、新たな収益源の獲得につなげる。
寮の名称は「ドーミー長崎平和公園(仮)」で、旧長崎営業所の跡地(約1230平方メートル)に建てる。鉄筋コンクリート造の地上4階建てで、1人部屋を74室用意する。共立メンテナンスとは建物賃貸借予約契約を締結。同社は全国で500棟以上の学生寮や社員寮を運営しており、長崎県には今回が初進出となる。
九電工は新たな収益機会の獲得に向け、3年ほど前から所有する不動産の利活用について、本格的に検討を進めてきたといい、社員向け以外の寮を設けるのは今回が初めて。同社は「今後も住環境の整備など地域・社会に貢献できるような形で遊休地の利活用を加速していく」としている。
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