アウトドア需要の減少で、キャンプ用品の販売が低調だ(埼玉県加須市の#ワークマン女子大利根店)

ワークマンが5日発表した2024年4〜6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比1%減の45億円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴うアウトドアブームが一巡し、キャンプ用品などの販売が想定を下回った。出店の拡大に伴う費用などの増加も、利益を押し下げた。

売上高にあたる営業総収入は5%増の370億円だった。女性向け衣料品店「#ワークマン女子」の積極出店を進め、24年6月末時点の全店舗数は前年同期に比べ3%多い1020店だった。一方で商材別では普段使いの衣類などが伸びたものの、「アウトドア・スポーツ」が15%減少した。

営業利益は1%減の70億円だった。販管費は9%増えた。賃上げや従業員の増加で人件費が膨らんだほか、出店の加速で店舗運営などに必要な業務委託料が増加した。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。営業総収入は前期比4%増の1385億円、単独税引き利益は2%増の163億円を見込む。

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