先週末に株価が大幅に値下がりしたニューヨーク株式市場では、週明けの5日もアメリカの景気減速への懸念が一段と強まり、取り引き開始直後から半導体やIT関連など多くの銘柄に売り注文が膨らみました。

このため、ダウ平均株価は一時、先週末と比べて1200ドルを超える急落となりました。

ダウ平均株価が取り引き時間中に1000ドルを超える急落となるのは2022年9月以来、およそ1年11か月ぶりです。

また、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も一時、先週末と比べて6%を超える急落となりました。

世界の主な株式市場ではアメリカの景気減速懸念を背景に5日の東京市場で日経平均株価の終値が4400円を超えるかつてない急落となるなど、世界的な株安となっています。

市場関係者は「世界的に株安の連鎖となっていることで投資家の間で動揺が広がり、当面のリスクを避けようと株式を売って国債などの安全な資産に資金を振り向ける動きが強まっている」と話しています。

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