全米の企業を調査する「ISM=供給管理協会」が5日に発表した、先月のサービス業の「景況感指数」は51.4でした。

前の月から2.6ポイント上昇し、市場予想もわずかに上回りました。

芸術やエンターテインメント、宿泊や飲食サービスなど幅広い分野で新規受注が増えたことなどが要因で景気が拡大しているか縮小しているかの節目となる50を2か月ぶりに上回りました。

▽新規受注の指数は52.4で前の月から5.1ポイント、▽雇用の指数は51.1で前の月から5ポイント、それぞれ上昇しました。

アメリカ経済を支えてきたサービス業の堅調さが示された形です。

ただ、▽今月1日に発表された製造業の「景況感指数」は市場の予想を下回ったほか、▽2日に発表された雇用統計でも失業率が4か月連続で上昇するなど経済の減速を示す指標が相次いでいて、金融市場では景気の先行きへの懸念が広がっています。

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