アースボートは自然の中で快適に過ごせるトレーラーハウス型宿泊施設を開発する

トレーラーハウス型ホテルを手掛けるアースボート(長野県信濃町)は2025年にも関東圏に進出する。現状は長野県で3拠点を展開し、稼働率は80%を超える。今後は神奈川、埼玉、千葉、山梨など東京都心から片道2時間以内でアクセスできる地域で開発を進め、2025年末までに20拠点に増やす。

開発費用などを賄うため、マネーフォワードグループが運営するベンチャーキャピタル(VC)のHIRAC FUNDを引受先とする第三者割当増資で1億5000万円を調達した。これとは別に八十二銀行などの金融機関から1億円を借り入れた。

アースボートは22年創業。トレーラーハウス型ホテルは千葉県で製造し、自動車でけん引して公道を経由し宿泊需要がある地域に運ぶ。最短6カ月程度で開業できる。

1拠点あたり2500万円ほどかかる開発費用は投資家が負担する。運営は宿泊施設の開業を希望する事業者が担う。顧客から得た宿泊料の20%をアースボートが受け取り、残りを運営事業者と投資家に分配する。

長野の施設の宿泊単価は1室1人で4万5000円〜5万円程度。内装には木材を使用し、室内にキッチンやシャワーやサウナを併設する。「自然を楽しみながら、どんな季節や天候でも気持ちよく過ごせる」(同社)のが売り物だ。今後は利用者のニーズが高い関東圏を重点地域とし、将来は北海道や沖縄など全国展開を視野に入れる。

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