敷島製パンは異物混入が発覚したパスコ東京多摩工場の製造ラインの稼働を再開する

敷島製パン(名古屋市)は6日、パスコ東京多摩工場(東京都昭島市)で生産した食パンにクマネズミの一部が混入した問題について、当該ラインでの生産を10日出荷分から再開すると発表した。X線検査装置の設置など異物混入の防止策を講じ、約3カ月ぶりに生産を再開する。

原因の調査結果によると、混入していたクマネズミは資材搬入用設備の昇降路から工場内に侵入し、生地を成型する工程で混入した。対策として工場外周の地中・地表に金網などを敷設したほか、異物を検知し排除するX線検査装置を設置した。

異物の混入は5月、消費者から指摘があり発覚した。同社は問題の発覚を受け、パスコ東京多摩工場で生産した食パン「超熟」シリーズの一部商品約10万4000個を自主回収している。

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