大箱入りのシチュールウとしては12年ぶりの新商品「休日のシチュー」を発売する(6日、東京都千代田区)

ハウス食品は6日、大箱入りシチュールウでは12年ぶりとなる新商品を12日に発売すると発表した。ルウに米粉を使用し軽やかながら満足感があり大人が楽しみやすい味わいに仕上げた。18歳以上の子どもがいるような「成熟家族」と呼ぶ消費者層のシチュールウ購入が落ちていることから、新商品でてこ入れする。

6日、都内で秋冬の新商品発表会を開いて紹介した。新商品「休日のシチュー」は同社の大箱入りシチュールウとしては、2012年発売の「コクの贅沢シチュー」以来の新商品となる。参考小売価格は税抜き348円で、クリームシチューとビーフシチューの2種類で展開する。今年度中に5億円の売り上げを目標にする。

秋冬限定で展開するカレールウ「ホワイトカレー」と「ブラックカレー」も発表した。12日に発売する。カレーながらそれぞれ色の白さと黒さを追求し、見た目のインパクトにこだわった。見栄えを重視して料理を楽しみ、流行に敏感な若年層をターゲットに据える。

同社の大箱入りカレールウとして初めて米粉を使用した。色のつやや、重すぎない適度なとろみを出すために小麦粉に加えて使用する。参考小売価格はいずれも税抜き298円。売り上げ目標は今年度で4億円に設定する。

発表会では有名飲食店とのコラボで展開するレトルト食品のシリーズで初めてとなるビーフシューの商品や、豆腐を使った料理を簡単にする調味料、大容量のペースト調味料なども紹介した。ハウス食品は今年の秋冬で新商品17品を発売する。

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