小型建機が北米で堅調だ

クボタが7日発表した2024年1〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比17%増の1508億円だった。24年12月期通期の想定為替レートを1ドル=140円に設定していたが、1〜6月は150円以上と大幅な円安水準で推移したため収益を押し上げた。米国で土砂の運搬などに使用する小型建機が堅調だったことも利益貢献した。

売上高は4%増の1兆5795億円、営業利益は12%増の2073億円となった。国内は減収となったが、為替の影響もあり海外事業が補った。

同日、24年12月期の連結純利益が1%減の2350億円になりそうだと発表した。従来予想から90億円上方修正した。円安寄与分を織り込む一方、売上高は従来予想を500億円下方修正して1%減の3兆円とした。欧米でトラクターの販売減を見込む。想定為替レートも1ドル=150円に見直した。

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