北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪間の整備に関する与党検討委員会の会合が7日、東京都内で開かれた。国土交通省は、敦賀駅から同県小浜市と京都駅を経由して新大阪駅に至る「小浜・京都ルート」について、3パターンの詳細ルート案を提示。建設費は年2%の物価上昇が続く場合、最大5兆3000億円と、当初想定していた2兆1000億円の2.5倍超に膨らむと試算する。
与党は年内にルートを決定する方針で、2025年度中の着工を目指す。ただ、一部の沿線地域や野党からは、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する「米原ルート」の方が建設費が抑えられ、工期も短いとしてルートの変更を求める声が出ており、今後の議論に影響を与えそうだ。
福井市内を走行する北陸新幹線=3月16日
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