大学発スタートアップの創出を促す産学連携組織、九州・大学発ベンチャー振興会議は7日、福岡市内で定例の会合を開いた。2024年度は14大学から22件の研究シーズの提案があったことなどが報告され、早期の事業化に向けた支援を引き続き進めていくことを確認した。
振興会議は17年に発足。企業など会員が研究シーズを選択し、試作品づくりや市場調査などに使える資金を寄付する枠組みなどを設けている。24年度から新たにホンダと山口フィナンシャルグループが会員に加わり、九州・沖縄の14大学と41社・団体に広がった。
今回の会合には実務者を中心に約60人が出席した。大学に対する要望(ニーズ)についても9社から16件が寄せられた。共同事務局を構成するふくおかフィナンシャルグループ系のFFGベンチャービジネスパートナーズ(福岡市)の山口泰久副社長は記者会見で「各大学が相当力を入れるようになり、案件のレベルも研究者の意識も高まっている」と話した。
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