JERAは再生可能エネルギーを2000万キロワット開発する目標を掲げる

国内発電大手のJERAは8日、米国で太陽光発電事業に参画したと発表した。子会社を通じて米国の再生可能エネルギー開発企業から権益を取得した。取得額は非開示だが、JERAグループが手がける太陽光発電事業で過去最大規模だという。運用のノウハウを習得し、将来の再生エネ開発に生かす。

M&A(合併・買収)などで傘下に収めた世界中の再生エネ会社をまとめるために設立したジェラ・ネックスが、米ライトソースBPから米国の太陽光発電プロジェクトの事業権益を100%取得した。米アーカンソー州で稼働する出力9万5000キロワットの太陽光発電と米ルイジアナ州で運転中の出力30万キロワットの2つの発電所を運用する。

JERAは2035年度までに再生可能エネルギーを2000万キロワット開発する目標を掲げており、3月には英国にジェラ・ネックスを登記した。

今回の案件はジェラ・ネックスとして初めての権益取得となる。同社は「米国は再生エネ開発への政府の支援が手厚く、当社としても重点投資領域だ」と説明している。

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