藤田観光は8日、2024年12月期の連結純利益が前期比1%減の80億円になりそうだと発表した。従来予想から10億円上方修正した。23年にリニューアルした箱根ホテル小涌園(神奈川県箱根町)のほか、ビジネスホテルのワシントンホテルもインバウンド(訪日外国人)需要が好調で、客単価が上がっている。
営業利益は同66%増の110億円と25億円引き上げた。ビジネスホテルなどの「WHG事業」では通期の平均客室単価(ADR)が前期比2498円増の1万5550円となる。
足元で為替がやや円高・ドル安に振れていることについて、岡田哲取締役は「1ドル=120〜130円台になれば少なからず影響があるかもしれないが、140円台のうちは大きな影響はない」と話した。
同日発表した24年1〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比23%増の358億円、純利益が同30%増の40億円だった。
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