日本ペイントホールディングスが8日発表した2024年1〜6月期連結決算(国際会計基準)は純利益が9%増の663億円だった。同期間では過去最高を更新した。中国で塗り替えなどに使う消費者向け建築用塗料の販売が増えた。
売上高にあたる売上収益は18%増の8171億円、営業利益は13%増の944億円だった。中級都市で消費者向けのシェアが増え、中国の不動産市況低迷による法人向け塗料の販売減の影響を補った。円安進行の恩恵もあった。
通期の業績予想は据え置いた。24年12月期の売上収益は前期比11%増の1兆6000億円、純利益は5%増の1240億円を見込む。今期中に予定していた、親会社が保有するインド塗料会社の連結化が25年12月期にずれ込む影響が出る。
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