関係者によりますと、トヨタはことし1年間の世界全体での生産台数についておよそ1030万台とする計画を示していましたが、これをおよそ980万台に見直し、取引先の部品メーカーなどに伝えたということです。
去年1年間の世界での生産台数は1003万台余りで、計画の見直しに伴い、4年ぶりに前の年を下回ることになります。
これは、国の認証取得の不正問題でことし6月上旬から宮城県と岩手県にある子会社の工場で生産する「ヤリス クロス」など3車種の生産を停止していることや、「プリウス」のリコールでおよそ2か月半生産を停止したことなどを踏まえたものだということです。
こうした影響でことし上半期の世界での生産台数は464万台余りとすでに去年の同じ時期を5%下回っています。
認証不正の問題で生産を止めている3車種は基準への適合が確認されたため、トヨタでは、来月初めから生産を再開する方針ですが、生産台数の減少で取引先に影響が出ているため、費用負担などを支援する考えです。
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