日本郵政が9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は最終損益が747億円の黒字(前年同期は85億円の赤字)だった。傘下の日本郵便で運送委託費や人件費が増えたものの、保有していた楽天グループ株の評価損を前年同期に約850億円計上していた反動があった。

売上高にあたる経常収益は前年同期比4%減の2兆7358億円、経常利益は22%増の2114億円だった。25年3月期通期の業績予想は据え置き、純利益は前期比4%増の2800億円を見込む。

傘下のゆうちょ銀行の24年4〜6月期の純利益は前年同期比11%増の962億円だった。外国債券の運用などが好調で資金利益が増えた。かんぽ生命保険の純利益は微減の209億円だった。

経済・社会保障 最新情報はこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。