TOPPANホールディングスが9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の99億円だった。生成AI(人工知能)向けのサーバーなどの需要が高まり、半導体向け部材が好調だった。投資有価証券売却益60億円を計上したことも利益を押し上げた。

売上高は4%増の4042億円、営業利益は14%増の114億円だった。半導体製造に使う部材「フォトマスク」などを扱うエレクトロニクス事業が好調だった。給与引き上げやエンゲージメント向上のための従業員株式報酬制度の導入などで販管費が増えたが、吸収した。

25年3月期通期の業績見通しは変えなかった。売上高は前期比2%増の1兆7200億円、純利益は25%減の555億円と予想する。

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