淀川製鋼所は前年同期に計上した固定資産除売却損がなくなったことも最終利益増に寄与した

淀川製鋼所が9日に発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比59%増の32億円だった。特定需要家向け鋼板の販売数量は減ったものの一般流通向けが伸びたことに加え、為替差益の増加や前年同期に計上した特別損失がなくなったことで、利益を押し上げた。売上高は3%増の525億円、営業利益は40%増の40億円だった。

同日、25年3月期の売上高が前期比1%増の2070億円になる見通しだと発表した。「高止まりしている鋼材市況の影響で下期にかけて需要が弱含み、販売数量が伸び悩む」と想定し、従来予想から50億円下方修正した。

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