22日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時1ドル=154円85銭まで値下がりし、およそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。

こうした為替相場の動きについて、鈴木財務大臣は23日の閣議のあとの記者会見で「市場の日々の動向や背景についての解説は控えるが、高い緊張感をもって見ている」と述べました。

また、鈴木大臣は先週、アメリカで行われた日米韓3国やG7=主要7か国の財務相の会合で、為替の過度な変動が経済に悪影響を与えるという認識などを共有したことをあげ「関係する当局と緊密に意思疎通を図りつつ、為替相場における行き過ぎた動きに対しては適切に対応する」と述べ、市場の動きを改めてけん制しました。

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