トライアルホールディングス(HD)が13日発表した2024年6月期の連結決算は、純利益が前の期比42%増の114億円となった。物価高に伴ってディスカウント業態の既存店が好調。プライベートブランド(PB)商品や総菜などがけん引した。同社が強みとする流通関連のIT(情報技術)開発の事業は先行投資がかさみ営業赤字が続いた。
売上高は10%増の7179億円だった。営業利益は37%増の191億円になった。
事業別では売上高の9割強を占める流通小売事業の営業利益が36%増えた。品目別の売上高で生鮮品が13%増え、そのうち総菜が20%増えた。売上高に占めるPB商品の構成比は14.9%と4.6ポイント増えた。6月までの既存店売上高は37カ月連続で伸びた。
25年6月期通期の連結業績は売上高が前期比13%増の8088億円、純利益が20%増の137億円を見込む。
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