アルバックが13日発表した2024年6月期の連結決算は、純利益が前の期比43%増の202億円だった。需要が落ち込んでいたスマートフォンやパソコン向け半導体の製造工程で使う装置の販売が回復した。電気自動車(EV)などに使うパワー半導体やバッテリー向け装置も好調だった。配当は年144円と前の期より35円増やす。

売上高は15%増の2611億円だった。先端ロジック半導体向け装置は前期にスマホやパソコンの売れ行きが低迷し落ち込んでいたが、市況の改善で回復した。パワー半導体向け装置は中国や日本で顧客の投資が活発になったことで売り上げが伸びた。

25年6月期は純利益が前期比14%増の230億円、売上高が5%増の2750億円を見込む。配当は年164円とする。

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