米グーグルは13日、自社ブランドのスマートフォン「ピクセル」の新型「9」シリーズと、腕時計型端末「ピクセルウオッチ3」を報道陣に公開し、日米などで予約の受け付けを始めた。
自社開発した最先端の対話型人工知能(AI)「ジェミニ」の使い勝手の良さを前面に打ち出した。画像編集や文章の作成をはじめ日常生活のさまざまな場面でAI機能を高速で使えるよう「9」シリーズは全て最新の高性能半導体を搭載した。
米国での「9」の価格は799ドル(約11万7000円)から。日本では「9」が12万8900円からで、背面にカメラ用レンズを三つ備えた「9プロ」の標準サイズは15万9900円から。折り畳み式の「9プロフォールド」は25万7500円。「ウオッチ3」は5万2800円から。8月22日以降、順次発売する。
前機種「8」と比べて販売価格を米国では100ドル、日本は1万6000円、それぞれ引き上げた。
9シリーズはカメラの性能も強化し、暗い場所でも高品質のパノラマ写真が撮影できるほか、集合写真で撮影者自身も写真に納まることができる生成AIの新機能を追加した。
グーグルは例年10月に新型端末を発表することが多かった。だが、競合するアップルが新製品の発表を例年9月に行っており、それに先駆ける形で、グーグルはこの時期に複数の新製品を発表した。(共同)
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