陳列できる期間を延ばし小売店や物流の負担軽減につなげる

昭和産業は16日、業務用と家庭用の食用油の賞味期限を延長すると発表した。その上で、賞味期限を「年月日」表示から日付を省いた「年月」表示に切り替える。店頭で陳列できる期間が延びることで小売店や物流の負担軽減につなげ、食品ロスの削減に貢献する。

9月1日以降に製造する製品は未開封品の賞味期限が19カ月となり、7カ月延びる。ハンディボトルの製品が対象で、家庭用では5品目が当てはまる。従来の賞味期限を超過した製品の保存性を検査し、安全性や品質に問題がないことを確認した。

農林水産省は食品ロス削減を呼びかけており、メーカーは賞味期限の延長や表記の変更などに取り組む。明治は5月生産分からチョコレートやグミなどの賞味期限を2カ月延長した。湖池屋は4月からスナック菓子の賞味期限を延ばし、「年月」表示に切り替えた。

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