セブン&アイ・ホールディングスは19日、カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたとの報道について、「クシュタール社から内密に、法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていることは事実」とするコメントを発表した。

セブンは受け取った買収提案を検討するため、取締役会議長のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏を委員長とした独立社外取締役だけの特別委員会を立ち上げた。同委員会の答申を踏まえ、クシュタール側に受け入れるかを回答するという。

現時点で出資比率や株式の取得方法などの詳細は明らかになっていないが、セブン&アイの時価総額は16日時点で約4兆6000億円。完全買収するには少なくとも5兆円以上が必要となる。実現すれば、海外企業による日本企業買収としては最大級となる見通しだ。

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