ソニーは20日、高度なオートフォーカス機能を搭載した手持ちの業務用カメラを9月13日に発売すると発表した。人工知能(AI)が骨格や姿勢を分析し、被写体にピントを合わせ続ける。バラエティー番組やイベントなどの撮影を想定する。駆け出しのカメラマンでも扱いやすいモデルを打ち出し、番組制作会社の需要を取り込む。
ソニーが新たに発売する「PXW-Z200」はミラーレス一眼カメラ「α」やシネマカメラで培ってきたオートフォーカス機能を搭載した。人物の姿勢を骨格レベルで認識し、モノの影に隠れても追尾し続ける。ソニーが手持ちの業務用カメラの新作を発売するのは2018年以来となる。メーカー希望小売価格は64万9000円。
カメラをWi-Fiに接続すると映像を直接、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」などに送り、ライブ配信できる機能も付けた。これまで必要だった伝送用のケーブルが不要になるためカメラを左右に振りやすくなるなど、カメラマンのオペレーションの効率化につながる。
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