コメリは天候不順などで24年3月期は最終減益だった

コメリが23日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比20%減の137億円だった。春先の天候不順で園芸需要が伸びなかった。夏の猛暑で来店客が減り、暖冬の影響で除雪関連商品の販売も振るわなかった。

売上高にあたる営業収益は2%減の3707億円、営業利益は15%減の220億円だった。

25年3月期の連結業績は営業収益が前期比5%増の3880億円、営業利益が10%増の243億円、純利益が11%増の152億円を見込む。新規出店数を増やすほか、プライベートブランド(PB)商品の開発を進めて利益率の引き上げを目指す。

同日、最大20億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式除く)の1.24%にあたる60万株を上限に取得する。取得期間は4月24日から7月19日までを予定する。

併せて、株主の米運用会社ノーザン・トラストから剰余金の配当などの決定機関を取締役会から株主総会に変更することなどを求める株主提案を書面で受領したと発表した。詳しい内容は、取締役会の意見が決まり次第明らかにするとした。

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