国産具材のみを使用した3万円台後半の商品を含め、6品を用意する

セブン―イレブン・ジャパンは21日、2025年のおせちの発表会を開いた。ハレの日の需要を見込み、3万円台後半の商品を含め6品を用意する。全国のコンビニエンスストアとオンラインで9月2日から予約受け付けを始める。通販サイトによるおせちなどの販売時期が早まっていることに対応し、今年は予約を昨年より16日前倒しする。

主力商品は「和のおせち三段重」(1万9980円)で、昨年は一番人気だった。価格はより多くの消費者を取り込むため、前年より540円安くした。単身世帯向けとして、一人用のおせち「和のおせち 一段重」(6804円)も用意する。材料の調達を効率化することで、前年より756円安く提供する。

国産具材のみを使用した「国産おせち三段重 極尽」(3万8880円)など高価格帯の商品もそろえ、ハレの日の需要に対応する。具材にはぶりの照り焼きや黒豚の角煮などのほか、ホタテの貝柱や銀ザケの燻製(くんせい)なども入れた。

セブンはおせち販売を1987年から始めた。おせちの開発を手掛けるデリカテッセン部シニアマーチャンダイザーの園田康清氏は「人気のある定番商品は具材の調理方法を変えるなどして、新しい味を楽しんでもらう工夫をした」と話す。

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