重工大手のIHIは21日、エンジンの燃費データを改ざんしていた問題について、社内調査の最終結果を国土交通省に報告したと発表した。6月の中間報告では調査が完了していなかった2002年以前についても新たに公表。不正が1970年代から続いていたことが判明し、1913台のエンジンで不正が確認されたという。この問題による不正は計6831台となった。
不正があったのは、エンジン製造子会社の「IHI原動機」。記録の残る1974年12月から2002年までに出荷されたエンジン計2754台を調べ、1913台でデータの書き換えなどの不正が見つかった。子会社がグループ入りした03年以降でも新たに13台の不正が判明した。
社内調査とは別に、外部の弁護士らによる特別調査委員会も9月に提言をまとめる予定だ。(田中奏子)
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