マンダムが立ち上げた男性スキンケアブランドのZFACE(22日、東京都港区)

マンダムは22日、55歳以上を主なターゲットにした男性用化粧品の新ブランドを発表した。化粧水や乳液の役割を果たすクリームなど3製品を26日に発売する。マンダムは1月に30代向けのブランドを立ち上げたばかり。若者向けの主力ブランド「ギャツビー」で獲得した顧客が年を取ってもマンダムの製品を使えるよう全世代対応を急ぐ。

新ブランドの名前は「ZFACE」。人生の後半を迎えるにあたって最後になりたい顔を実現するというコンセプトから「Z」をつけた。男性用化粧品ではギャツビー、30代向けの「aono」、40〜54歳向けの「ルシード」の既存ブランドに加え、今回のZFACEであらゆる世代をつかむねらいだ。

マンダムによると55〜74歳の男性スキンケア化粧品の国内市場規模は約75億円だ。22日の記者会見で大森剛介執行役員は、この世代においても「男性の化粧品に対する意識は年々高まっていて市場は足元で伸びている」と話した。

化粧品を使うだけでなく、表情筋マッサージをすることで美容効果を高める提案をする。RIZAP(ライザップ)が監修したフェイストレーニング動画を公開したほか、スマートフォンのカメラで顔を撮影して「表情力」を判定してアドバイスを表示する「ZFACE 表情診断」のサービスも始める。

新ブランドでは化粧水や乳液などの役割を果たす「バイタライジングミネラルクリーム」、クリームの前に使って浸透をサポートする導入美容液「バイタライジングミネラルエッセンス」、手指を使った表情筋マッサージの際に摩擦を低減する「フェイストレーニングミネラルクリーム」の3製品を展開する。

【関連記事】

  • ・マンダム、男子の部活ヘア応援 スポンサーも
  • ・マツキヨココが男性化粧品、マンダムと 20〜30代に訴求
  • ・マンダム、男性向けオーガニック化粧品 24年1月発売

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。