店頭価格を拘束した疑いが持たれている日清食品のカップ麺

日清食品ホールディングス子会社の日清食品は22日、公正取引委員会から独占禁止法違反(再販売価格の拘束)の疑いがあるとして警告を受けた件について謝罪コメントと改善策を発表した。

日清食品は声明文で「ご迷惑、ご心配をおかけしていることを深くおわび申し上げる」と謝罪した。「今回の警告を重く受け止め、法令順守の体制をより強固なものにする」と述べた。同社によると警告を受けた件について「事実関係は争わない」としている。

今後、案件の重要性に鑑みて取締役会の決議を経たうえで「独禁法違反を許容しないということを社内に向けて発信し、営業活動や教育体制、監査モニタリングの改善を進める」としている。

公取委は同日、日清食品に対して同社のカップ麺「カップヌードル」など5商品について、店頭販売価格を引き上げるようにスーパーやドラッグストアに要請したのは独禁法違反(再販売価格の拘束)の恐れがあるとして警告した。

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