三菱重工業は22日、キリンビバレッジとトラック荷物の積み下ろしや入出庫を自動化するための共同実証を始めると発表した。三菱重工が「シグマシンクス」ブランドで展開する機器や施設の知能化、連携技術を活用する。残業規制の強化によりトラックドライバーの不足が懸念される物流2024年問題に対応する。
三菱重工とキリンビバ、キリングループロジスティクス(東京・中野)の3社で実施し、26年3月までの完了を予定する。三菱重工のイノベーション施設「ヨコハマハードテックハブ(YHH)」内のほか、キリングループロジスティクスの西名古屋支店や尼崎支店など実際の物流施設でも実証する。
三菱重工とキリンビバは、倉庫の中の荷物のピッキング作業についてはすでに自動化システムを完成させており、今回の取り組みによって対象範囲を広げる。無人フォークリフト、無人搬送車(AGV)や産業用ロボットと、倉庫内の作業者やトラック運転手の働き方を連携させて効率的に荷さばきができるようにする。
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