23日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカ経済が堅調でインフレの収束に時間がかかり、利下げが遅れるとの見方を背景に、円売りドル買いの動きがじりじりと進みました。

円相場は一時、1ドル=154円88銭まで値下がりして、およそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。

その後は、この日、発表されたアメリカ企業の景況感を示す経済指標が市場予想を下回ったことからドル売り円買いの動きも出ましたが、勢いは続かず、再び円売りが優勢となっています。

市場関係者は「節目となる1ドル=155円に近づくと日本政府・日銀による市場介入への警戒感が高まり神経質な値動きが続いている」と話しています。

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