JERAと韓国ロッテファインケミカルの担当者が連携に関する文書に調印した(22日、韓国・ソウル市)

JERAは23日、水素やアンモニアの供給環境の整備で韓国化学メーカーのロッテファインケミカルと連携すると発表した。水素とアンモニアの需給状況に柔軟に対応するため、両社で関係するデータを共有して融通しあう。JERAは火力発電所の燃料の一部に水素やアンモニアを使うことを計画している。安定して調達できる体制を構築し、脱炭素につなげる。

ロッテファインケミカルはアンモニア関連の製品を多く扱ってきたこともあり、世界有数の買い手になっている。アンモニアの輸送や管理のノウハウを持っている。JERAはロッテファインケミカルと協力し、水素やアンモニアを商用に取引するための市場取引の基本的なルールづくりをする。事業環境の整備に向けて、日韓政府への働きかけもする。

JERAは2050年に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。同社は「今後も国内外の有力企業と協力し、脱炭素を進めていきたい」と説明した。

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