9月に先行開業するグラングリーン大阪はJR大阪駅に隣接し、新大阪駅や関西国際空港へのアクセスが良い

富士通は大阪ビジネスパーク(OBP、大阪市)にある大阪の拠点を、2025年7月をめどにJR大阪駅北側の再開発地区「グラングリーン大阪(うめきた2期)」に移転する。関西エリアの営業やシステムを担当するグループ従業員約3600人が対象で、国内全体の約7万2000人の5%に当たる。新大阪駅や関西国際空港などへの交通利便性が高いグラングリーン大阪へ移り、営業活動の強化を図る。

グラングリーン大阪の南街区で開発が進むビル「パークタワー」のオフィスの2フロア、約8500平方メートルを借りる。うめきた地区の地下には新大阪駅や関空を結ぶ特急「はるか」などが乗り入れる大阪駅新ホームが23年に開業した。

グラングリーン大阪は旧梅田貨物駅跡地で三菱地所などが手がけた再開発プロジェクトで、9月6日に北街区などが先行開業する。クボタや塩野義製薬、さくらインターネットなど関西企業が相次いで本社の移転を公表しており、将来的には200社の就業者1万人が集う見込みだ。

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