東和ハイシステムは歯科医院で患者の処置情報や会話内容を記録する「サブカルテ」について、人工知能(AI)を活用して音声入力や情報共有ができるシステムを売り出すと発表した。紙で管理しているサブカルテをデジタル化し、業務効率の改善をサポートする。
開発した「AI・音声サブカルテ(Sub Karte-Voice)」を29日に発売する。販売価格は歯科医院のシステム構成に応じて決める。
サブカルテは手書きのメモが多く、歯科医からは「読みづらい」「保管場所が足りない」といった悩みが上がっていた。AI・音声サブカルテは院内だけでなく訪問診療先でも音声による入力や検索などができる。義歯などを歯科技工所に発注する「歯科技工指示書」のデジタル化も可能だ。
東和ハイシステムは日立製作所のAI音声認識技術や音声テキスト化機能を融合し、歯科医の音声カルテ入力システムや歯周病検査システムを扱っている。これらと新システムを合わせて3年間で3000システムの販売をめざす。
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