iPS細胞の量産技術を持つ米アイ・ピース(カリフォルニア州)は23日、オーストラリアのアイカミューノ・バイオセラピューティクスと卵巣がん治療の臨床試験(治験)を始めると発表した。アイ・ピースはiPS細胞由来の製品を治験向けに供給する。
アイ・ピースは京都大学の山中伸弥教授の研究室でiPS細胞の研究に従事した研究者が2015年に設立したスタートアップだ。臓器の再生といった研究や医療目的での開発に使うiPS細胞の製造受託を手掛ける。
アイ・ピースがiPS細胞を供給し、免疫細胞を作る。卵巣がん患者に対して免疫細胞を投与し、有効性や安全性を確かめるという。
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