大分県の佐藤樹一郎知事に説明する住友理工の清水和志社長㊧(23日、県庁)

エンジンなどの振動を抑える防振ゴムで世界シェアトップの住友理工は23日、取引先からの受注増加を受け、子会社の住理工九州(大分県豊後高田市)の工場を増設すると発表した。投資額は約12億円で増設部分については2026年3月の稼働を見込む。

同工場は住友理工グループの西日本地区の自動車用防振ゴム製造拠点。工場内の生産エリアを増床するほか、生産性を高める設備を導入する。

住理工九州は2007年設立で、24年3月期の売上高は91億円。工場増設に伴う生産拡大により年間売上高が100億円以上になると予想している。

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