AIRDOは旅客便を活用し、農産品を当日中に首都圏に輸送できるサービスを始めた(新千歳空港)

AIRDO(札幌市)は、旅客便を活用した北海道産食品の産地直送サービス「道産空輸 AIRDOダイレクト便」を始めた。旅客機の空きスペースを活用し、道産品を道内空港から羽田空港に送る。輸送の所要時間を短縮し、収穫直後の農産品などを当日中に首都圏に届ける。鮮度の高さや完熟納品で付加価値を高めて販売を後押しする。

初回便は北海道東部の清里町と美幌町で採れたトウモロコシを、女満別空港から羽田空港に輸送した。ソラシドエア(宮崎市)が展開する「ソラチョク便」と連携して東京都内のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」4店舗に陸送し、出荷当日の夕方には店頭で販売した。

取り扱う道産品や販売先は今後増やしていく計画。9月からは新千歳空港や函館空港を含め、配送拠点となる空港を計5カ所に増やす。サービス開始を機に、生産者に向けた首都圏での販売機会の提供や、小売店への北海道フェアの企画提案などに取り組み、空輸サービスの利用開拓を目指す。

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