日本郵船の曽我貴也社長はアンモニアや水素の輸送技術に精通した人材の育成に取り組む考えを示した(20日、札幌市)

日本郵船はこのほど、北海道支店を開設した。道内での支店設置は15年ぶりだ。曽我貴也社長は北海道でのグリーントランスフォーメーション(GX)事業について「アンモニアや水素、二酸化炭素(CO2)の輸送について、今までと異なる技術が必要になる。技術開発を進め、知見をためていきたい」と述べた。輸送関連の人材育成を進める考えも示した。

同社は石狩湾新港で洋上風力発電設備の作業員輸送船(CTV)を運航している。風車の施工や修理に必要な「SEP船」や北海道と本州を結ぶ海底送電ケーブルなどの建設に使う敷設船にも携わっており、洋上風力関連の道内事業を広げていく方針だ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。