中国四国百貨店協会が発表した7月の中国5県の百貨店売上高は、前年同月比9.3%減の159億円だった。前年割れは11カ月連続になる。インバウンド(訪日外国人)は好調だったが、構成割合が高い衣料品や家庭用品が1割以上落ち込んだ。
丸由百貨店(鳥取市)の売上高は0.3%減の3億2081万円。例年、7月月初の1〜2日に行うセールが大雨に見舞われ、売り上げを大きく落としたのが響いた。高温にもかかわらず、通気性の良い衣料など「盛夏物」の品ぞろえが弱いのも影響した。一方、屋上ビアガーデンが盛況で、売り上げの大幅な減少を食い止めた。
岡山高島屋(岡山市)は仏高級ブランド「エルメス」が退店した影響が残り、入店客は6.3%減、売上高は13.2%減の14億2535万円だった。天満屋は時計など高額品が好調だったものの売り上げ全体(岡山県内3店舗)は1.9%減だった。
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