ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)は補償に専念する方針を示した(2023年10月の記者会見)

「SMILE-UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)」はファンクラブ事業を担う新会社「FAMILY CLUB」を設立した。ファンクラブの会員専用サイトなどで26日発表した。事業を分割し、10月2日から新会社がファンクラブの運営を承継する。

ファンクラブの登録情報なども新会社が引き継ぎ「個人情報保護法の定めに基づき、適正に保管・管理する」とした。

スマイルアップは創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて被害者の補償に専念するとし、タレントのマネジメント業務などは新会社の「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」に引き継いでいた。ただ、ファンクラブ事業の運営はスマイルアップが担う体制のままだった。

スマイルアップは4月、現時点でファンクラブ事業の閉鎖やスタート社への譲渡は難しいとして、2024年夏までに事業を分社化して段階的に株式の保有比率を引き下げ、独立させる方針を表明していた。

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