ご祝儀の送金で参列者の負担を軽くする

結婚式場大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)は24日、結婚式のご祝儀をセブン銀行のATMから送金できるサービスを始めたと発表した。参列者は招待状に記載されたQRコードやURLからポータルサイトにアクセスし、専用の番号を受け取って入金する。新札や祝儀袋の準備といった手間を省く。

サービス名は「つつむと」で、5月31日以降の結婚式が対象。参列者は4月24日以降、ATMでの入金が可能になる。実施期間は2025年3月31日まで。新郎新婦、参列者ともにサービス利用料は無料だ。

ご祝儀を巡っては、銀行の店舗やATMが減り新札の準備が難しいとの声があった。電子マネーでの決済も一般的になり、ご祝儀のやりとりが送金でも抵抗感がないと考える人が若い世代を中心に増加していると判断した。

取引が成功するごとに、T&Gとセブン銀が環境保護団体などに寄付する。寄付金の原資は両社が負担する。送金をすることがサステナビリティー(持続可能性)への取り組みにもなる点をアピールし、利用増につなげる。

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